医薬品通販で新たな規制か（厚労省）

医薬品のネット販売を禁止した厚労省の敗訴が確定してからケンコーコムなどで一部の医薬品販売が再開されています。このことに関して厚労省は14日に検討会を開き議論するとしています。そのため医薬品を販売するケンコーコムや楽天など業者の間では規制の見直しが行われるのではと警戒感が広がっているようです。

医薬品のネット販売に関しては賛否両論ありながらも規制緩和を訴える声は大きいです。ケンコーコムを初め通販を行う企業の間で署名活動を行ったり直接国に緩和するよう働きかけるなど積極的に行っています。

そんな中でも厚労省が規制しようとするのは、別の力が働いてる可能性があるのではと懸念する声も事実あり利権絡みであることも考えられます。規制緩和に繋がれば取り扱う商品が多くなり地方などの薬を購入することが難しい地域でも利便性の向上に繋がります。

自民党自体はネット販売には慎重になる必要があるとし1種の販売については慎重になるべきだとしています。しかしこの声に対しても業者からは副作用の説明や安全に関する管理は作れると主張しており規制緩和を働きかけています。

悪質な業者の影響も

確かに一部の声にあるように利権絡みであることは完全否定できないものの、悪質な業者の影響で規制求める声に対しては賛同できる点もあります。昨年も多かった悪質な業者による偽物の販売件数は減ることはなく増加傾向にあり、最近では大手ショッピングサイトを利用することで信頼させ偽者を売るといった巧妙な手口も実際に行われているため見極めが難しくなっています。しかしこれは海外に見習い販売業者の許可制や登録制を採用することで回避できるものと考えられます。

業者を見極めるために利用者の注意も必要

結局規制したとしても悪質業者は個人輸入というかたちで代行することが考えられます。今の状況では通販・個人輸入を利用する側の注意力が必要になり業者を見極めなければいけません。

悪質な業者に騙されないためには以前記事で書いた「医薬品個人輸入の信頼、信用性の見極め方」を参考にし見極めるための知識を身に付けてください。

通販、個人輸入代行を利用する基本的なルールは、運営歴が10年以上であること。今現在、信頼できるかどうかを見極めるために重要視するべき点だと思います。通販であればケンコーコム・楽天、輸入代行業者であればアイドラッグマート・オオサカ堂がおすすめです。